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覚えておこう基本テクニックスムーズなシフトアップとは
発進と同時にこんなエンジン音を響かせて走り去って行くバイク、見たことありませんか?
ヴォーン、ヴォヴォーン、ヴォヴォーン……
シフトアップの際、クラッチを切ると同時にアクセルを2回煽ると、こういう音になるようです。
ダブルアクセルといって、よく暴走族がやっているアレですね。
なんとなくカッコイイような気がして、これをやってしまう初心者ライダーさんもいるようですが、これは加速する上で何の意味もないばかりか(むしろ加速を妨げます)、
「私は下手っぴライダーです」
というのを、わざわざ誇示しているようなものです。
絶対にやめておきましょう。
とは言えスムーズに、そして安全にシフトアップするためには、教習所では(多分)教えてもらえない、ちょっとしたアクセルワークが必要になってきます。
手順としては、こうです。
1.アクセルを少しだけ戻す
2.クラッチを切る
3.シフトアップする
4.アクセルを開ける
これを、ほんの一瞬の間に行います。
2〜4は誰でもやっていることでしょうから、いつものようにクラッチを切る直前に、少しアクセルを戻す練習をしてみて下さい。
これが『エンジンの回転数を合わせる』『駆動力を抜く』ということですが、上手くできると、クラッチを切らずにシフトアップすることも可能です。
せっかくクラッチがついているのですから、わざわざノークラッチでシフトアップする必要もありませんが、万が一、クラッチワイヤーが切れてしまった場合のことを考えると、ノークラッチでのシフトアップもできるに越したことはありません。
スムーズにシフトアップできることができるようになったら、試しにノークラッチでのシフトアップも練習してみましょう。
私の場合、長距離を走って手が疲れてしまった時などは、クラッチを使わずにシフトアップしたりもしていました(女性は男性に比べて握力が弱いですからね)。
また、加速がギクシャクして上手くいかないという人は、この回転を合わせる駆動力を抜くことができていない他に、以下のような理由が考えられます。
まず、クラッチを長く切りすぎてはいませんか?
クラッチはギュッと握りこむのではなく、素早く、軽く切るようにします。
次に、アクセルが遅れていませんか?
スムーズに加速するためには、クラッチつなぐと同時にアクセルを開ける必要があります。
これら一連の動作をスムーズに行うことができれば、エンジン音は、
ヴォーン(シフトアップ)ヴォーン(シフトアップ)ヴォーン……
と、間に変な「ヴォ」が入ったり、途切れたりすることなく聞こえるはずです。
シフトアップのタイミングですが、こればかりは車種によっても違いますし、どれくらい回転が上がったところで…とも言えません(タコメーターのついていないバイクもありますし)。
慣れるにつれて、自分のバイクに合ったシフトアップのタイミングがわかってくると思いますので、とにかく練習しましょう。
ただし、あまり1速で引っ張りすぎるのはおすすめできません。
1速で引っ張ると、アッという間にレッドゾーンまで吹け切ってしまいます。
レッドゾーンというのはタコメーターの文字盤のエンジンの過回転域を赤色で示してある領域のことで(下図参照)、1速に限らず2速、3速であっても、レッドゾーンまで回転させた状態での運転は、エンジンに過大な負荷をかけることになり、大変危険です。

(この画像は車のタコメーターですが、バイクのタコメーターも同じようなものです)
こうした運転を繰り返すとエンジンの焼き付きや停止といった事態を招き、最悪の場合はエンジンブロー(何らかの故障・異常によってエンジンにダメージを与えること)に至ります。
ちなみに私の場合、3速までは一気に上げてしまい、あとは道路の状況によって…ですね。
1速や2速で長く引っ張ることは、まずありません。
追記:
一部修正しました。
詳細は、“ノークラッチでのシフトアップについて”を参照下さい。
では、次のページではシフトダウンについてお話します。
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