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知っておきたい基礎知識

暖気運転は必要か否か

昔は当たり前のこととして行われていた暖気運転ですが、最近では暖気不要説も浮上し、バイク乗りにも『暖気必要派』と『暖気不要派』がいるようです。


では、現在のバイクに暖気が不要と言われる理由は何なのでしょうか?

昔のバイクはキャブレターによってガソリン供給が行われていたのに対し、今時のバイクはインジェクション機能を搭載したものが多く、ガソリン供給が効果的に行われるようになりました。

キャブレターとはガソリンを霧状に噴出させ、空気と混合してエンジン内に供給するための装置ですが、このキャブレターが冷え切っていると霧化が上手くいかず、エンジンが不安定な状態になることがあります(エンストなど)。

対するインジェクションは燃料を直接噴射する装置のことで、ガソリンを霧化させるためにキャブレターを暖める必要がないことから、「暖気不要説」が囁かれるようになったのでしょう。


では、実際のところ暖気は必要ないのでしょうか?

私は、必要だと思っています。


そもそも暖気運転は、キャブレターを暖めるためだけに行われていた行為ではありません。

エンジンの仕組みまず、右の図を見て下さい。

4ストロークエンジンを動画で表したものですが、上下に動いているのがピストン、その周りを取り囲む筒状のものがシリンダーです。

金属は熱を持つと膨張しますよね。

ピストンとシリンダーの間にある隙間も、エンジンが始動して(熱を持って)それぞれが熱膨張した状態で最適となるように作られています。

そのため、まだ膨張しきっていない状態でエンジンの回転数を上げると圧縮漏れが起きてしまい(ピストンとシリンダー上部の爆発部分から圧縮が漏れてしまう)、エンジン不調の原因となります。


そればかりが理由ではありません。

通常は、エンジンオイルがピストンとシリンダーの隙間を埋める潤滑油としての役割を果たしますが、エンジンの始動前にはオイルも下に溜まったままで、各部へ行き渡るまでには数十秒から数分の時間を要します。

オイルが行き渡らない、つまり隙間が潤滑油で埋められていないうちにエンジンの回転数を上げるとピストンやシリンダーを無駄に磨耗することにもなり、結果としてエンジンの寿命を縮めます。


圧縮やオイルの問題に関しては、暖気をしなかったとしてもエンストするなどわかりやすい症状は起こりませんが、長い目で見ると、確実にエンジンを傷める原因となります。

私の旦那は『暖気は絶対必要派』ですが、バイク便をしていた頃は暖気の時間を惜しんでバイクを乗り回していたこともあり、バイクの寿命がやはり短かったと言っています。


2~3年で乗り換えるから、多少寿命が縮んでも…と思われる方もいるかもしれませんが、自分のバイクを大切に思う気持ちがあるのなら、暖気は毎回してあげましょう。

暖かい時期なら数十秒から1分程度、冬場でも5分もすれば十分です。

夏場ならアイドリングせずに、エンジンが温まるまでの間、40km/hくらいでゆっくり走りながら暖気をしてもよいかもしれません(後続車の迷惑にならない道があれば)。


アイドリングする場合は、ご近所の迷惑にならないよう注意して下さいね。

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