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道路上でのマナーと特権

追い越しについて考える

前のページ追い越しについて少しお話しましたが、それでは追い抜きとの違いは、おわかりになりますか?

追い越しについて、道路交通法では、このように定義されています。


車両が他の車両等に追い付いた場合において、その進路を変えてその追い付いた車両等の側方を通過し、かつ、当該車両等の前方に出ることをいう。

「進路を変えて」というのが重要で、例えば片側2車線以上の道路で方向指示器を出し、追い越し車線へ車線変更して前の車を抜く行為や、追い越し禁止又ははみ出し禁止(センターラインが黄色)でない片側1車線道路で方向指示器を出し、センターラインを越えて前の車を抜く行為が追い越しということになります。
(もちろん、方向指示器を出さなきゃいいというわけではありません。念のため)

対して追い抜きはというと、片側2車線以上の道路で車線を変更せずに隣の車線を走っている車を抜いたり、同じ車線内でセンターラインを越えずに前の車を抜く行為が、これに当たるというわけです。


この同じ車線内でセンターラインを越えずに前の車を抜くという行為。
バイクの場合に限り、その車幅サイズ故、こういった追い抜きも物理的に可能となり、それがバイク特有の特権に繋がっているのでしょう。


ただし、道路交通法にはこのような一文があることも、忘れないで下さい。


(追越しの方法) 第18条
~中略~
4  前三項の場合においては、追越しをしようとする車両(次条において「後車」という。)は、反対の方向又は後方からの交通及び前車又は路面電車の前方の交通にも十分に注意し、かつ、前車又は路面電車の速度及び進路並びに道路の状況に応じて、できる限り安全な速度と方法で進行しなければならない。

できる限り安全な速度と方法で。
ここが、ポイントになります。

つまり、自分では道路交通法に則して追い抜きをしたつもりでも、客観的に見て危険な行為であると判断された場合は、捕獲対象となり得てしまうというわけです。


他にも、細かい部分で注意すべき点はいくらでもあります。

例えば、片側2車線道路で右車線から左車線へ車線変更してすぐに右車線へ戻ると、「左側からの追い越し行為」とみなされてしまったり、2車線間を上手く追い越ししながら走行していたつもりが、「みだりに進路を変更している」と捉えられてしまったり、交差点でのすり抜けを「追い越し禁止区間での追い越し」とされてしまったり、追い越し走行には常にリスクがつきまといます。


なので、追い越し走行をする場合は、自分なりのルールを定めておく必要があります。
例えば、

・車が流れている時は追い抜きをしない(追い越し可能な区間での、右側からの追い越しは可)。
・信号待ちの交差点では左側から追い抜き(但し安全なスピード、無理のない範囲で)。
・渋滞時は、完全に流れが止まっている時は左側を追い抜き(但し安全に注意)、多少なりとも流れている時は右側から追い越し(追い越し可能な区間のみ)。

という具合に(これは私なりの解釈ですので、全面的には信用しないで下さい)。


但し、どれだけ注意しても、見る人から見れば限りなく黒に近いグレーという場合もありますので、「私は絶対に捕まりたくない!」という方には、おすすめはしません。

バイクの特権を安全な範囲で有効に利用するか、あくまでも無難な運転に努めるか。
それは自己判断、自己責任で、お願いします。

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